‐はじめに‐
この記事は、2024年度採用案内のコンテンツとして制作された対談ページをNotion向けに再編集したものです。新卒採用の候補者さまに向けた内容となりますが、対談内容を通じて私たちが大切にしている想いを感じていただけますと幸いです。 ※インタビュー内容は2023年当時のものとなります。
武井
当社を志望してくださる方のなかには障害のある方への理解がなければ、仕事をするうえで活躍するのは難しいと考えている方もいらっしゃると思います。皆さんはどのようにお考えでしょうか。
小林
私は発達障害を題材にした漫画をよく読んでいたということもあり最低限の理解はありました。ただ、障害のある方に直に接したことはほとんどなかったです。当社の保険の重要性も業務でお客さまに携わることで少しずつ理解していったような感じです。
武井
私にはてんかんのある叔母がいましたが、叔母のことを障害者として見ていなかったですね。
<aside> ❓ てんかん てんかん発作を繰り返す脳の病気で、年齢、性別、人種の関係なく発病します。世界保健機関(WHO)では、てんかんは「脳の慢性疾患」で、脳の神経細胞(ニューロン)に突然発生する激しい電気的な興奮により繰り返す発作を特徴とし、それに様々な臨床症状や検査での異常が伴う病気と定義されています。
</aside>
榎本
うちの会社に入ってくる社員のほとんどが、障害のある方に接したことのない人達だと思うんだよね。僕も幼少期に同じクラスに障害のある方がいたけど、当時はどのように接したら良いのか分からなかった。
武井
榎本さんはぜんち共済を設立される際に、一度心を壊してしまわれるほどに自身を追い込みながらも、「全国知的障害者共済会」に加入されていた皆さまのために尽力されたというのをいくつかの記事で読みました。障害のある方に接したことのなかった榎本さんに、どのようにしてその原動力が生まれたのでしょうか。
榎本
保険会社時代から付き合いのあった保険代理店の方々に協力する形で、共済会の立ち上げに関わったのだけど、運命を人とのご縁に任せながら、一生懸命仕事をしていく中で、皆さまから障害者保険の素晴らしさを教えていただいて、何としてもやり遂げるしかないという思いがあった。
武井
お話を聞いていて、最初から障害者保険の事業をやろうとしていたというよりも流れに乗って様々なことを学ばれ、感じられて、今に至ったというように思います。
榎本
流れだねえ。ひたむきにやっていくうちにそれが自分の使命へと変わっていった。そんな風に思っていますね。
武井
小林さんは障害のあるメンバーに仕事の依頼をすることが多いですが、一緒に働いていて思うところはありますか?
小林
最初は、信頼関係を築くことが出来ずに仕事にならなかったらどうしようという気持ちも正直あったのですが、これまで一度もそんなことはなくて。ひとりの同僚として普通に接することを心掛けています。
榎本
支援は技術的なものだけではなくて心と心の触れ合いだと思っているので、理解しようという気持ちがあれば、相手も心を開いてくれる。だから、(ぜんち共済に入社して)自然と関わっていけば、少しずつ障害を理解していけるようになると思うんだよね。